読者と著者の往復書簡

vol.2 『花をながめて大切なことに気づく100の言葉』など 宮永千恵さん&北村佑介さん

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――心に響く名言と美しい写真のコレボレーションが人気の本シリーズ。宮永さんはシリーズをとおして、北村さんは『花をながめて大切なことに気づく100の言葉』で写真をご担当いただきましたが、反響はいかがでしょうか。

宮永さん おかげさまで、たくさんの方に本を手に取っていただいています。テレビなどのメディアからもお声掛けいただくことが増えましたね。

北村さん 都内の大きな公園に撮影に出掛けたりすると「北村さんですよね?」と写真愛好家の方に声を掛けられようになりました。撮影の参考にとこの本を持ち歩いてくださっている方に「サインしてください」なんて言われることもあり、びっくりしています。主宰する写真教室に申し込んでくださる方も増えました。そんな風に、名言だけでなく写真にも注目していただき、とても嬉しいです。

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花をながめて大切なことに気づく100の言葉』本文より。
北村さんが撮った美しい花々に、宮永さんの言葉が呼応します。

――本シリーズは、非常に反響のおハガキが多く、みなさまに愛されているなと感じます。

宮永さん ご自分用のみならず、「プレゼントしました」「プレゼントでもらいました」という感想が多いのが印象的です。このシリーズは、私の中でそれぞれにテーマ性を持たせているんですね。『絶景~』はバリバリ働いているビジネスパーソンに向けて“ヤル気の出る言葉”を中心に。『空を~』はちょっと頑張りすぎて疲れたときに“ホッとできる言葉”を。『花~』は春に出たので、卒業、入学、就職祝いなどにも使えるように、詩人や歴史上の人物など“文学系の言葉”を多めに入れました。想定していた読者層の方はもちろん、幅広い方に手にとっていただいているようで嬉しいですね。

北村さん 『花をながめて~』は、お祝いのほか、お見舞いの用途にも使われているようですね。病気をされているときに読んで心が癒された、という感想も多くいただいています。

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著者の宮永千恵さん(左)と、カメラマンの北村佑介さん(右)。大量の読者カードを仲良く選んでいただきました。

 

――お返事を書く方を選んでいただきましたが、理由をお聞かせください。

北村さん 僕は、デイサービスで読んでくださった後に買ってくださったという83歳の女性に。実は僕の祖母も介護施設に入所していて、『花をながめて~』を大切に読んでくれているんです。とても花が好きな祖母なので、この本を出せたことで、少し祖母孝行できたかなと思っています。

宮永さん 私は、自分の方向性に迷っていた時に『世界の果て~』を読んでくださったという女性と、介護の日々の中『空を見上げて~』を読んで、空を眺めることを忘れていた自分に気づいた、というお二方に。

私も、25歳のときに過労で入院し「空を見上げるのを忘れていたな」と感じたんですよね。その頃、大好きな画家・笹倉鉄平さんの星空の絵に出逢い、この『空を見上げて~』はそのイメージで作ったんです。忙しくて息をつく暇がないようなときに読んでもらえたらいいなと考えていたので、まさにそんなときに手に取っていただいて嬉しいです。


著作はこちら

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著者について
宮永千恵
静岡県出身。実践女子大学卒業。老舗商社にてショーウィンドウを飾るデコレーターとして、数々の展示会や百貨店の装飾を担当。置き方や見せ方によってモノ に「輝き」を与え、多くのヒット商品を生み出す。過労による入院を機に、28歳からモデルの世界に入り、自身の「健康」と「美」を追求し始める。 同時に幼少期より親しみのあったサッカー界にライターとして入り、主に若手選手の個性を引き出す記事で人気を得、教育や文化、健康など、幅広い分野での取材で活躍。
28歳からモデルデビュー、またライターとしてもデビューして活躍と、何歳からでもスタートできる、夢は叶う、を身をもって見せ続ける。人々の可能性を引き出すことを天職としている。
2012年宇宙の7つの法則を伝える書籍「ザ・メタシークレット」出版と同時にメタシークレット立ち上げに関わり、トレーナーとしても活躍。現在は人々の可能性を引き出す(社)日本氣アラインメント協会理事として人材育成に力を注いでいる。

北村 佑介
1984年生まれ。東京都出身。國學院大学卒業。27歳の時に独学で写真を始める。
出版社勤務、埼玉県観光PRフォトグラファーを経て、現在は花を撮るフリーランスフォトグラファーとして活動。
東京カメラ部コンテスト2015入賞。ファンタスティック・フォトグラファーズ・アワード2015入賞。


当選された方には、近日メッセージ入り色紙を発送いたします。

次回の更新は12月を予定しています。お楽しみに!